「神」と「富」に仕えること

　しもべは，ふたりの主人に仕えることはできません。
　一方を憎んで他方を愛したり，または一方を重んじて
　他方を軽んじたりするからです。
　あなた方は，神にも仕え，また富にも仕えるということは
　できません。

　　　　（ルカの福音書　第16章　第13節）



先日，東京都知事辞任のニュースを聞き，

まっさきに，このみことばが浮かびました。


実は，それ以前の“疑惑”の段階から，聖書を開くたび，

こちらのみことばが気になっておりました。



富とは，聖書の英語版では Money，すなわち

「お金」となっています。

私はこれを，「権力」とも解釈しています。

ここでの権力とは，「地上の権力」，すなわち法や政治により縛りのある力，とお考えください。

こうした権力の獲得及び維持のためには，どうしてもお金が必要となるから，です。



そして，神は God ですが，

以前読んだ『イエスの生涯』（遠藤周作・著）では，「愛」や「無力」とも表現されています。

神も愛も，富の側から見れば「無力」なものであり，

ただ生きていくだけなら，必ずしも必要ではないかもしれません。




しかし，私達は，神の愛に目覚め，許されて信仰を回復した存在です。

繰り返し間違いも犯しますが，イエス様は，全力で許しを乞うた者を

愛の力で抱きとめてくださいます。


神に仕えると決心した者には，富は信仰を支える「手段」のひとつに過ぎず，

“生きがい”であるとは言えなくなります。



・・・こうして比較すると，確かに両立させる（両方に仕える）のは難しいようです。

というより，イエス様がおっしゃるように，「どちらかがおろそかになる」のだから

どちらかの「主」を選択しなくてはいけなのでしょう。



私は，天のお父様，そして主イエス様に「選んで」いただけました。

そのことが，一番の幸せです。



・・・と，いろいろと書いてしまいましたが，

決して「富が悪い」と結論付けているわけではありません。

読んでいただいた皆様に誤解を与えたとしたら，深くお詫びいたします。



どちらの「主」を選ぶか（あるい選ばれるか）は，皆様次第です。

あとで後悔しない生き方を選ぶべき，と考えます。



　隠れているもので，あらわにならぬものはなく，
　秘密にされているもので，知られず，
　また現れないものはありません。

　　　　（ルカの福音書　第8章　第17節）


このみことばについては，真実であることを，あらゆる歴史が物語っておりますね。

今回の件もそうでしょう。



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　　　　　　　　　　「笠間キリスト福音教会のクリスマス」について

　　　2013年12月22日（日）及び12月24日（火）には，クリスマスに関する特別行事が行われます。
　
　　　皆様のお越しをお待ち申し上げております

　　　詳しくは，以下のアドレスをクリックしてご参照ください。

　　　　笠間キリスト福音教会のクリスマス礼拝（2013年12月9日の記事）

　　　　　http://rosemary-christian.blog.so-net.ne.jp/2013-12-09

　　　　　　　　　　
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それでは，本日はここまでといたします。また次回，皆様とお会いできることをお祈り申し上げます。




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